獄友
2018年/115分/日本/ドキュメンタリー映画
やっていないのに、殺人犯
人生のほとんどを獄中で過ごした男たち。
彼らは言う、「不運だったけど、不幸ではない」と。
人生のほとんどを獄中で過ごした男たち。
彼らは言う、「不運だったけど、不幸ではない」と。
「狭山事件」石川一雄さん、獄中31年7ヶ月。「布川事件」桜井昌司さんと杉山卓男さん、獄中29年。「足利事件」の菅家利和さん、獄中17年6ヶ月、「袴田事件」の袴田巖さん、獄中48年。5人合わせて獄中生活155年!! やっていないのに殺人犯にでっち上げられた冤罪犠牲者の仲間たちを、獄中の友達だから「獄友(ごくとも)」と呼ぶ。青春の真っ只中を刑務所で過ごしたの「不運だったけれど不幸ではない」と言い切る。奪われた時間の中で彼らは何を失い、何を得たのだろう。あぶり出されるものは司法の闇、人間の尊厳、命の重さだ。娑婆に出た今、青春を謳歌しようとしている彼らの素顔に迫る。2018年、キネマ旬報文化映画5位。主題歌は「真実・事実・現実 あることないこと」。作詞は谷川俊太郎さん、 作曲は小室等さん。
「かつて殺人犯にでっち上げられた男たちが、娑婆で将棋を指しながら静かな時間を過ごす。これはひょっとしたら『奇跡の物語』かもしれない」(金 聖雄)
「かつて殺人犯にでっち上げられた男たちが、娑婆で将棋を指しながら静かな時間を過ごす。これはひょっとしたら『奇跡の物語』かもしれない」(金 聖雄)